日本人が感じるハンガリーに関する疑問に、日本語を学ぶハンガリー人が答えます。(これは毎年9月~12月に大学1~2年生用に開設される「日本語の正しさ1」という授業で学生が書いた作文を集めたものです。)
チーズは牛乳で作られた食べ物で、世界中で広く食べられています。昔からハンガリーに牛が沢山いまして、牛乳とかは大切な食品でした。だから、チーズを良く食べる人が多かったです。今でも色々なブランドがあります。ハンガリーではハンガリーのチーズじゃなくて、世界中のチーズも作られています。例えば、「ティハニ・カマンベール」は有名なブランドの一つですが、カマンベールチーズは伝統的にはフランスのチーズです。その反面「パンノー二ア」はハンガリー独特のチーズです。しかし、チーズを毎日食べるハンガリー人は少ないです。イタリアやフランスと違って、ハンガリーではチーズで作られた伝統的な食べ物はあまりありません。確かにチーズを朝食の食べ物にする人がいます。しかし、朝食をぜんぜん食べない人が多いです。それに美味しくて、質の高いチーズの値段も高いので、毎日食べるのは沢山の人には難しいです。私はチーズが好きですから、時々朝ご飯の時に食べます。
他のヨーロッパの国と比べると、ハンガリーでそんなにたくさんチーズが食べられないと思います。「ハンガリー人はチーズが好きじゃない」という意見を聞いたことがありましたが、実は、チーズは最近、比較的に高くなったのが原因だと思います。ハンガリーで一番一般的なチーズの品種はトラビストチーズトでつくった丸い箱のクリームチーズです。トラビストチーズは本来は硬いですが、最近のものは質も味もちょっとクリームチーズに似ています。それはおそろく、ちゃんと熟していないからだと思います。もっと珍しいチーズは普通の人々がめったに食べられません。
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