日本人が感じるハンガリーに関する疑問に、日本語を学ぶハンガリー人が答えます。(これは毎年9月~12月に大学1~2年生用に開設される「日本語の正しさ1」という授業で学生が書いた作文を集めたものです。)
ある調査によると、ヨーロッパでは、偏見のある考えは東欧諸国のほうが強いということです。それは、ハンガリー、オーストリア、ギリシャでは特に本当のことだそうです。現在ハンガリーに住んでいるアジア人の数が5万人ぐらいだそうです。しかし、アジア人に対する反感が強いようです。ハンガリー人の中で4分の1以上がアジア人に対して否定的な意見を持っているらしいです。ですから中国人から見ると、生活のほとんどのすべてのところに差別に直面することがあるだろうと思います。ハンガリーの人口は83パーセントが、移民はハンガリーの習慣や言葉など勉強するべきだと考えており、3分の2以上が外国人はハンガリー人の代わりに仕事をもらうと考えています。ヨーロッパ人は、中国人、日本人、ベトナム人などの間に違いが見えません。ですから日本人も色々なネガティブの体験があると考えられます。
昔から人間は自分と同じ国、町、そして家族の人と違う人と仲良く生きていました。でもそうでない人とはそうではありませんでした。暴力がよくある時代だったから赤の他人を信用しない方がいいと言う考え方はあまり珍しくありませんでした。その後世界の国々の争いが続いていましたから、「違う国の人々は確かに私たちより悪い」と思う人の数が増えてきました。しかし、今の時代にはそんな考え方は許せません。確かに自分の両親や恋人などを赤の他人より大切にするのは悪くないですが、ほかの人を母国や肌の色のせいで見下すのは絶対だめです。残念ながら、違う人に対する差別はいまでも続いています。ハンガリー人は特にジプシーと言う人に対して悪い気持ちを持っています。「ジプシーはいつも勉強や仕事をサボったり、他人の物を盗んだりして、信用出来ない連中だ」と言うハンガリー人が多いです。この気持ちの元は二つの民族の生活違いや昔の経験です。沢山のアジア人は20年前ハンガリーに来始めましたから、アジア人に対する差別はあまりないと思いま す。一番大きいグループは中国人ですが、中国人がハンガリー人とあまり混ざらず自分の世界で行き続けているので、差別されないです。確かに「アジア人は珍しくて変な人だ」と思う人がいますが、これはハンガリー人の一パーセントもないです。20年前ブダペストでアジア人を見たら珍しかったですが、今皆が「四虎市場」へ買い物に行きます。時間が過ぎたら、アジア人に対する差別が消えてしまうでしょう。
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僕は4年ほどハンガリーに住んでいましたが、当時は中国人と勘違いされていやな思いをすることは多かったですね(日本人とわかると扱いが良くなるんですけど)。
また、ロマに対する差別は非常に強いと思います。ロマ側も歩み寄らないところがあるように思いました。
とは言えロマ差別についてはハンガリーだけでは無いですよね。
では